スラムダンク 映画 2022 流川(るかわ)楓を紹介！！

流川はそんなキャラクターから、主人公のひとり桜木花道とのほとんど犬猿の仲です。情熱的で感情的な桜木花道とは対極にいるキャラクターです。

晴子、花道の一方通行の三角関係もあって流川を敵視している場面もありますが、流川本人は桜木をそこまでライバル意識していません。ただ、色々と細かい私怨があるため、ところどころでぶつかり合い、ストーリーに面白さをちりばめています。

流川を語る上で外せないのが、ライバル心を勝手に燃やす桜木花道です。 2人の最初の出会いは学校の屋上でした。

流川が堀田ら不良グループとの喧嘩中に、桜木軍団も現れたことはファーストコンタクトでした。同級生の赤木晴子も屋上に駆けつけ、血を流す流川の姿を見て心配しますが、彼はそれを冷たくあしらったため、晴子に片思いする熱血花道は怒りで流川を殴りつけてしまうのです。

流川から反撃にあった花道は、一方的にライバル心を燃やしていくことになります。 バスケ初心者の花道ではありますが、こちらも負けん気が強い！！スーパープレイヤー流川の背中を追い続けます。

花道が持ち前の才能で追いつこうと必死に喰らいつく姿を見て安西先生は、流川は「新戦力」で花道は「新鮮力」と称賛します。 ライバル心を抱く花道はことあるごとに流川に噛みつきますが、その度まあ喧嘩になるのが日常茶飯事となりますよね。

インターハイ神奈川予選の決勝リーグでぶつかった、天才・仙道を擁する陵南との一戦。 湘北リードで迎えた後半戦。仙道はチームプレーで追い上げを見せ、1分間に1ゴールずつ決めれば残り30秒で追いつけると言いきります。

そんな仙道に対し「1つ教えといてやるぜ バスケットは算数じゃねえ」と返す流川。そして仙道を抜き去ると体勢をくずしながらもゴールを決めます。

「どうする また開いたぜ」と仙道を挑発できるのが、彼の負けん気の表れなのでしょう。

オフェンスに特化したラン&ガンを得意とする不良校の豊玉とのインターハイ初戦で、事件は起きます。 豊玉のエースキラー・南にオフェンスのキーマンと認められた流川は、肘鉄を頭に食らい医務室に運ばれてしまいます。

流川不在で試合を続ける湘北ですが、上手く試合の流れが作くることができません。控室で安西先生の喝が入った後、流川が戻ってきます。

片目が空かない状態のままでありましたが、「今日もあれやりましょーよ、オレたちはってやつ」と言い放ちます。この言葉は作中何度も登場する言葉で、湘北メンバーの決めゼリフのような言葉。

まさかの流川から発せられた言葉。湘北メンバーは少し驚きつつも、チームの流れを変える意外な発言でした。「オレたちは強い！！！」気持ちを新たにし湘北メンバーは試合に臨むのです。

依然続く豊玉との試合。流川はヒジがぶつかったことで左目が開けられないまま試合を続けます。そして状態でパスを受け、そのままゴールを狙います。フリースローを手にした流川。しかし彼は片目なのです。

観客席にいた海南の清田に当然の疑問が浮かびます。「遠近感は？」 「体が覚えてらっ」とそのままシュートを放ち、見事ゴールを決めたのです。身体に染み付いた感覚だけでゴールを決め、
「何百万本もうってきたシュートだ」と言ってのけます。

フリースローは選手なら何度も練習する基本ですが、流川もバスケのために膨大な練習量をつぎ込んだことがわかる、象徴的な台詞です。

山王工業高校の沢北とのエース対決は、ファンの間でも有名で通称「山王戦」と呼ばれ原作漫画では25～31巻(最終巻)と長きに渡り描かれたスラムダンク最高の試合と言えるでしょう。

王者、山王工業戦と対峙しまずはプレッシャーをはねのけ、前半から熱い試合が繰り広げられ、互角の戦いが続きます。

流川と沢北の1対1の対決では、沢北がボールを奪いゴールをねじ込むと、負けじと流川も点を取り返す展開に。接戦が続き、お互いエースの体力温存のために一旦交代します。

前半戦は湘北2点リードの36対34で終え、後半が再開されます。開始早々に沢北が3ポイントを決め、湘北が逆転されます。山王は後半ギアを入れ直してきます。

沢北にブロックされてしまった流川も強敵、沢北の前に思うようなプレーができなくなってきます。山王に次々とゴールを決められ、その点差は一気に山王の20点リード。

かっこたる決意を決めた湘北もこんなところで負けられません。驚異的な追い上げを見せ、ついに流川のダンクで点差は77対76になり逆転。しかし沢北も負けじとシュートを決め山王が再逆転します。

得点は77対78の1点差です。残り9秒で始まるラストプレー。パスを流川に繋ぎ、ドリブルを仕掛けていきます。そのままシュートのために跳びますが完全にマークされ万事休すか。

そこで目に飛び込んできたのが、ゴール近くでシュートの準備をしていた花道。セルフィッシュなプレーが目立っていた過去の彼から考えられない花道へのパス。花道がパスを受けてからのミドルシュートで見事ゴールを決め、79対78で湘北が山王に勝利しました。

ゴールを決めた後、ゆっくりと歩き出した花道の先にいたのは流川。そして2人は無言で力強いハイタッチを交わすのです。自己中心的で絶えずかみ合っていなかった2人がチームの勝利というひとつの目標にむかってチームプレイすることで、劇的な逆転勝利ブザービートを決めたのです。

このハイタッチは流川と花道が唯一喜びを分かち合う、スラムダンクの名シーンのひとつですね。

湘北は山王に劇的な勝利をするものの、山王戦ですべてを出し尽くし、続く三回戦、愛和学院にウソのようにボロ負けしています。マンガ「スラムダンク」の物語は湘北が全国優勝を遂げることなくここで幕を下ろしました。

湘北は残念ながら敗退しましたが、流川はインターハイ終了後にその才能を評価され、全日本高校選抜のメンバーに選ばていたようです。原作の最後のシーンで、「JAPAN」の文字が入ったユニフォームを花道に見せつける場面も非常に滑稽でありました。笑

2004年にはコミックスの日本国内部数が1億冊を突破したことを記念して、神奈川県の廃校の黒板に作者の井上雄彦が描いた「あれから10日後」というエピソードが公開されました。

ここでは各キャラクターの本編後の様子が公開されいます。このイベントは、作者のホームページでのみ告知され3日間だけ開催されたものでした。

TwitterなどのSNSがない時代で、情報を得ることができる人は少なかったはずですが、5000人以上のファンが訪れたようです。

この黒板作品では流川が英会話を勉強する姿が描かれており、以前には諦めていたアメリカ留学をもう一度目指していることがわかります。

流川はあの世界的バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンがモデルになっていると言われています。左腕に付けたリストバンドや赤のユニフォームなどスモールフォワードであることも共通の特徴です。

マイケル・ジョーダンは「バスケットボールの神様」と呼ばれるほど伝説的な存在で、彼は驚異的な身体能力を有しており、ダンクシュートやジャンプシュートでの跳躍力は滞空時間が非常に長く、宙を歩いているようだとも言われます。まさにエア・ジョーダンです。

マイケル・ジョーダンと流川はプレースタイルも少々セルフィッシュところやドリブルやシュートフォームもジョーダンをもとに描かれている思われます。

どちらかというと、セルフィッシュだったり、体も細身だった初期のジョーダンにに似ている気がしますね。

流川が作中で使用していたバスケットシューズはNIKEの「AIR JORDAN 5」。オリジナルは数十年前のものなので保存状態がよければ存在しているかもしれません

復刻版は何度か販売されていますので、多少カラー違いになるかもしれませんが現存しているでしょう。

私も使用していましたが少々重い感じはありましたが、足にはやさしいバッシュでした。

アニメ「スラムダンク」で流川楓の声を演じたのは、声優の緑川光です。

1968年5月2日生まれの緑川は多くのアニメに出演しており、特に2枚目な流川役を務めて以降、『新機動戦記ガンダムW』の主人公ヒイロ・ユイのようなクールな役柄を多く演じています。

緑川演じる流川は特に女性からの人気が高く、彼の代表的なキャラクターとなっています。原作時点でクールさが魅力的だった彼を、声だけでキザさと熱さを完璧に表現していたことでが、人気を獲得した理由と言えるでしょう。

スラムダンク 映画 2022 流川楓 最後に…